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文化の森の植物観察 目次

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ツユクサの花は不思議がいっぱい
 夏から秋にかけて咲くツユクサの花をながめていると,いろいろなことに気が付きます.まず,花に雌しべがあるものとないものがあります.さらに,一つの花の中で雄しべの形が3種類あります.そして,花の下側にある緑色の苞葉には毛があるものとないものがあります.
 この花は朝早く開きはじめ,昼過ぎにはしぼんでしまいます.茎の先には一つの花がついているように見えます.しかし,苞葉を開いてみると中にはつぼみやすでに実になったものがあり,これらが次々と花を咲かせていたことがわかります.見なれた植物ですが,花をちょっと手に取っただけでも,いろいろおもしろい発見があります.