徳島県立博物館平成29年度　企画展「江戸幕府と徳島藩―幕藩制改革からみる江戸時代―」

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TEL. 088-668-3636
開館時間 AM9:30 ～ PM17:00

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　企画展見どころ・出品一覧

ごあいさつ

江戸幕府による政治改革は、享保の改革、寛政の改革、天保の改革のいわゆる「三大改革」が広く知られています。改革では、幕府権威を高めるとともに、幕藩制国家の体制的危機を克服するため、様々な政策が実施されました。一方、諸藩においても幕府と同様、政治改革はくり返し行われました。例えば徳島藩では、10代藩主蜂須賀重喜が主導した「宝暦・明和の改革」を契機に、「阿波藍」が近世中後期から明治期にかけて、全国ブランドに成長するなど、その経済政策は一定の成功をおさめたと言えます。この展示では、江戸幕府と徳島藩の改革に焦点をあて、古文書や人物の肖像画など約100点を通じて、江戸時代の政治・社会の様相を紹介します。

開催概要

主　催	徳島県立博物館
特別協力	関西大学　首都大学東京
会　期	平成29年10月14日（土）〜11月19日（日）休館日：月曜日
会　場	徳島県立博物館1階　企画展示室
観覧料	一般200円，高校・大学生100円，小中学生50円 ※20名以上の団体は2割引 ※65歳以上は100円（割引の適用には証明書等の提示が必要。） ※土・日曜日，祝日の高校生以下は無料 ※学校教育による利用は無料 ※障がい者とその介助者1名は無料（身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の提示が必要。）

主な展示資料

プロローグ―江戸時代のはじまり―

東照宮御影　九月十七日拝礼（徳川家康像）　公益財団法人德川記念財団蔵

江戸幕府の改革

徳川吉宗と享保の改革
- 徳川吉宗像　公益財団法人德川記念財団蔵
- 象之絵巻物　関西大学図書館蔵
田沼時代と寛政の改革
- 田沼意次像　牧之原市史料館蔵
- 松平定信像（三重県指定文化財）　鎭國守國神社蔵
大塩の乱と天保の改革
- 大塩平八郎書状　桑名市博物館蔵
- 水野忠邦像　首都大学東京図書館蔵
- 金吹方之図　造幣博物館蔵

徳島藩の改革

蜂須賀重喜と宝暦・明和の改革
- 重喜様御代御日記　国文学研究資料館蔵
- 藍方御取行之大綱　徳島県立博物館蔵
蜂須賀治昭と寛政の改革
- 阿波志（徳島県指定文化財）　徳島市立徳島城博物館蔵
- 藍売帳　徳島県立文書館収蔵
蜂須賀斉昌・斉裕と幕府
- 蜂須賀斉昌叙正四位上口宣案　国文学研究資料館蔵

エピローグ―ペリー来航―

徳島藩大森羽田出陣絵巻　徳島県立博物館蔵
上田美寿日記　個人蔵

講　師	藤田　覚氏（東京大学名誉教授）
日　時	平成29年11月12日（日）13：30～15：00
会　場	文化の森イベントホール ※参加無料、事前申込み不要。

日　時	平成29年10月15日、10月29日、11月５日、11月19日いずれも日曜日14:00～15:00
会　場	博物館企画展示室 ※事前申込み不要。企画展観覧料が必要