-->

ブラックライトで光るもの探しのボランティア活動

photo
 博物館では、2023年夏に企画展「かがやく生きもの-光をまとった生きものの不思議な世界-(仮)」を開催する予定で準備を進めています。
 その中で、ブラックライト(紫外線)で光る身の回りの生きものを展示する計画をしています。県民の皆様のご協力を得てその展示をより楽しいものとするために、「博物館ボランティア(かがやく生きもの探し)」を公募しました。

 募集案内のPDFファイル
 募集は終了しました。
  

活動計画

(1)ブラックライトで光る身の回りの生きものを探します。ブラックライトを提供しますので、自宅などの身の回りのもので光る生きものを探して持ち寄ります。

(2)海岸に行き、光る貝などを探して採集します。

(3)集めた資料を常設展示で現在開催中の「かがやく生きものプレビュー」で展示します。

(4)月に1~2回博物館に集まり、活動します。ただし、(2)については1回程度、徳島市内の海岸で採集します。

「かがやく生きものプレビュー」展
「かがやく生きものプレビュー」展


活動期間

令和4年10月から令和5年3月まで


対  象

・年齢・性別・経験等は問いません。
 ※18 才未満の方は、保護者の了承を得たうえで応募してください。
 ※小学生以下の方は、保護者と一緒にご参加ください。
 ※ボランティア保険にご加入いただきます(費用は博物館が負担)。

公募期間

令和4年9月21日(水)から10月12日(水)まで
※「新型コロナウイルス感染症」の感染拡大防止等のため、予定が変更になることもあります。

応募方法

募集は終了しました。

募集案内のPDFファイルの応募用紙に必要事項を記入し、切りとって下の応募先にお持ちいただくか、郵便またはFAX でお送りください。
・メールに、次の事項を記入して送信してください。
  お名前  ___________
  ふりがな ___________
  年齢  ___________
  保護者のお名前  ___________(18 才未満の場合)
  ご住所  〒___________
  お電話  ___________
  メールアドレス  ___________


活動報告

ボランティアの会合は採集会を含めて次のように7回行いました。

第1回目会合

日  時:2022年10月22日(土) 13:30~15:30
場  所:博物館3F実習室
参加者数: 10人
内  容:このボランティアの活動内容について説明し、ブラックライトを配布して、旅行に行った時や身の回りでブラックライトで光るものを探してもらうよう要請しました。

第2回目会合

日  時:2022年10月30日(日) 13:30~15:30
場  所:博物館3F実習室
参加者数: 12人
内  容:持ち寄ったブラックライトで光るものを撮影した。


写真を撮影するボランティ展
写真を撮影するボランティア


ボランティアが撮影したタチウオの頭骨標本.通常光(左)とブラックライト(右)を照射した様子
ボランティアが撮影したタチウオの頭骨標本.通常光(左)とブラックライト(右)を照射した様子.


第3回目会合

日  時:2022年11月6日(日) 19:00~20:30
場  所:徳島市論田町 勝浦川運動広場第一グラウンド
参加者数: 14人
内  容:勝浦川河口の海岸で光る生きものを採集しました。オレンジ色に光る貝などいろいろなものが採集できました。


ブラックライトを使った採集
ブラックライトを使った採集

オレンジ色に光る貝を発見
オレンジ色に光る貝を発見


第4回目会合

日  時:11月20日(日)13:30~15:30
場  所:博物館3F実習室
参加者数: 10人
内  容: 常設展示室内の自然史コレクション「かがやく生きものプレビュー」の展示にむけて、実際に使用する展示ケースを測りました。計測した値をもとに、紙を切って、展示できるスペースを確認しました。さらに、家庭や海岸で採集した光るものを持ち寄ってどんな展示ができるのか話し合いました。展示用の一つの手法として、貝をレジンで封入する方法を試みました。

第5回目会合

日  時:12月4日(日)13:30~15:30
場  所:博物館3F実習室
参加者数: 9人
内  容: 展示の候補となる各自が採集した光る生きものを持ち寄って見せあいまた。前回作成した展示スペースをかたどった紙の上に資料を配置し、ラベルの大きさを検討しました。さらにハーバリウムやドライフラワーなどの手法で植物の展示ができないか試してみました。


第6回目会合

日  時:1月22日(日)13:30~15:30
場  所:博物館3F実習室
参加者数: 12人
内  容:「かがやく生きものプレビュー」の展示を行いました。それぞれが推薦する光る生きものを並べて、どれを展示するのかを決めました。展示資料が決まったら、ラベルを印刷してハレパネに貼って、カットしました。使用したのはのぞきのケース2台です。最終的には翌日の休館日に展示ケースを入れ替えました。

展示変更前(左)、展示変更後(右)
展示変更前(左)、展示変更後(右)

ブラックライトと通常光を切り替えるボタン(左)、ボランティアが集めた光るもの(右)
ブラックライトと通常光を切り替えるボタン(左)、ボランティアが集めた光るもの(右)

ボランティアが集めた久米島産の貝(タカラガイのなかま?の断片).通常光(左)、ブラックライト(右)
ボランティアが集めた久米島産の貝(タカラガイのなかま?の断片).通常光(左)、ブラックライト(右)

展示した資料は、タチウオの頭骨標本、ギンガメアジの頭骨標本、イカの甲、キサゴ、ザクロガイのなかま、ショウジョウカタベ、タカラガイのなかま?、アオイガイなどです。のぞきのケース2台を用いて、それぞれにブラックライトと通常光を切り替えるボタンを設置して、来館者が切り替えて光る様子を観察できるようにしました。

第7回目会合

日  時:2月5日(日) 13:30~15:30
場  所:博物館3F実習室
参加者数: 13人
内  容: 展示の感想や改良点、このボランティア活動の感想などの意見交換を行いました。


ボランティアのみなさんとともに得られた成果について

  1. ボランティアの皆さんの協力によって、さまざまな資料を集めることができました、タチウオの頭骨標本やタカラガイなど今まで知られていなかった光る生きものがたくさん集りました。
  2. 野外でのブラックライトを用いた観察・採集システムを構築できました。今後も継続して光る生きものを採集するシステムを構築できました。
  3. 「かがやく生きものプレビュー」の展示を作り上げることができました。ボランティアのアイディアを加えて、さまざまな改良を行うことができました。
  4. ボランティアの観覧者としての視点を取り入れることができました。
  5. 調査・研究、収集・保存、展示などの博物館活動を体験してもらえたことで、ボランティアみなさんの博物館に対する理解を深めることができました

ボランティアをはじめとする、たくさんの皆様の協力に感謝いたします。


◇◇問い合わせ先◇◇

 〒770-8070 徳島市八万町向寺山(文化の森総合公園) 徳島県立博物館内
     「博物館ボランティア(かがやく生きもの探し)募集」係 ( 小川)
   電話:(088)668-3636 FAX:(088)668-7197
   メールアドレス: 

※本事業は2022 年度笹川科学研究助成を受け実施しました。




ページトップに戻る