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秩父帯
クサリサンゴ
ハチノスサンゴ
ダオネラ
オキシトマ
モノチス
ホモミア
物部川層群
フィロパキセラス
マリエラ
プテロトリゴニア
プテリネラ
ピンナ
クラドフレビス
ニルソニア
イグアノドン科の恐竜の歯化石
和泉層群
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ディディモセラス
パキディスカス
パキディスカス
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ナノナビス
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ヤーディア
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コダイアマモ
ランダイコウバシ
六放サンゴ
トリオニクス
四万十帯・勝田層群・森山層・鳴門海峡海底の地層
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ビカリア
カケハタアカガイ
キイキリガイダマシ
シカの肩甲骨
ナウマンゾウ
トウキョウホタテ

プテロトリゴニア

Pterotrigonia pocilliformis

時代:白亜紀前期(Early Cretaceous)
 この仲間は、殻の外形が三角形から三日月状をしていることから三角貝類ともよばれます。殻は厚く、表面には後方に向かってゆる湾曲わんきょくした粗いろくが見られます。ハマグリやアサリなどのような水管すいかんをもつ二枚貝とは異なり、前方に突出した殻を利用することによって、体内に海水をとりこみ、その中に含まれるプランクトンをえさにしていました。現在では、近縁な仲間のネオトリゴニアがオーストラリア近海で生息しており、「生きた化石」のよい例になっています。
 徳島県で見つかるプテロトリゴニアの多くは傍示ほうじ層のもので粒のそろった砂岩中に密集して産出します。大部分は殻がとけた雌型(印象いんしょう化石)になっています。
徳島県上勝町
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印象化石から抜きとったゴム型
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